「その胸の苦しさ、心のせい?」ストレスと狭心症の関係
「その胸の苦しさ、心のせい?」ストレスと狭心症の関係
今日は朝からバタバタでした。
子どもが「お腹痛い」と言い出して、保育園に行くかどうかで家の中が軽くパニック。
結局元気になって送り出せたんですが、こういう朝って妙に疲れますよね。
実はこういう「ちょっとしたストレスの積み重ね」が、身体に思った以上の影響を与えることがあります。
胸が苦しい=心臓の病気、とは限らない
外来をやっていると、よくこんな相談があります。
胸が締め付けられる感じがする
息苦しい
心臓がドキドキする
「これって狭心症ですか?」と。
もちろん、本当に心臓の病気のこともあります。
ただ実際には、ストレスや不安が原因で似たような症状が出るケースもかなり多いです。
ストレスと「冠攣縮」
少し専門的な話になりますが、
ストレスは「自律神経」を乱します。
この自律神経のバランスが崩れると、
心臓の血管が一時的にギュッと縮むことがあります。
これがいわゆる
「冠攣縮(かんれんしゅく)」です。
症状は狭心症とかなり似ています。
胸の痛み
圧迫感
息苦しさ
夜間や早朝に起こることも多いのが特徴です。
心と体は、想像以上につながっている
精神科をやっていると感じるのは、
「心の問題」と「体の症状」は切り離せないということです。
例えば
強いストレス → 胸の苦しさ
不安 → 動悸や息苦しさ
抑うつ → 倦怠感や食欲低下
こういった症状はとても一般的です。
「異常なし」と言われた後が大事
循環器で検査をして
「異常ありません」と言われたあと
でも症状は続く
なんとなく不安が消えない
こういう方がとても多いです。
この段階で大切なのは
「気のせい」で片付けないことです。
実際には
👉 自律神経の乱れ
👉 ストレス反応
👉 軽いうつや不安
が関係していることがあります。
治療は「心のケア」も含めて
こういったケースでは
生活リズムの調整
ストレスの整理
必要に応じた薬物療法
が有効です。
抗うつ薬や抗不安薬は、
単に気分を良くするだけでなく
👉 自律神経の安定
👉 身体症状の軽減
にも役立ちます。
最後に
胸の苦しさがあると、誰でも不安になりますよね。
でも
「検査で異常がないのに症状がある」
そういうときは、
心の側面からのアプローチで楽になることも多いです。
ひとりで抱え込まず、気軽に相談してください。
院長 小林遼太郎