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梅雨から初夏にかけて、気分が落ち込みやすくなる理由

  6月に入り、気温や湿度が上がってくると、 「なんとなくだるい」 「朝起きるのがつらい」 「眠っても疲れが取れない」 「気分が沈みやすい」 と感じる方が増えてきます。 この時期の不調は、単なる気合い不足ではありません。 気圧の変化、湿度の高さ、日照時間の変化、冷房による体温調整の乱れなどが重なり、自律神経に負担がかかりやすくなります。 自律神経が乱れると起こりやすい症状 自律神経は、体温、睡眠、胃腸の動き、血圧、発汗、気分の安定などに関わっています。 そのため、バランスが乱れると、 ・体がだるい ・頭が重い ・眠気が強い ・食欲が落ちる ・胃腸の調子が悪い ・動悸がする ・不安になりやすい ・気分が落ち込みやすい といった症状が出ることがあります。 特に、もともとPMS、PMDD、更年期症状、不眠、不安、うつ状態がある方は、季節の変化で症状が強く出ることがあります。 「疲れているだけ」と思い込まないことも大切です もちろん、数日で自然に改善する一時的な不調もあります。 一方で、 ・2週間以上気分の落ち込みが続く ・仕事や家事に支障が出ている ・涙もろくなった ・眠れない、または寝すぎてしまう ・食欲が大きく変わった ・何をしても楽しく感じない ・人に会うのがつらい このような状態が続く場合は、早めに相談していただくことをおすすめします。 「まだ大丈夫」と我慢しているうちに、回復まで時間がかかってしまうこともあります。 婦人科の症状と心の不調はつながっています 女性の場合、月経周期、ホルモンバランス、更年期、妊娠・出産前後の変化などが、気分や体調に大きく影響することがあります。 たとえば、月経前になると気分が落ち込む、イライラが強くなる、眠気が増えるという場合は、PMSやPMDDが関係していることがあります。 また、更年期では、ほてりや発汗だけでなく、不安、不眠、気分の落ち込みが目立つこともあります。 心の症状だけを見るのではなく、体の変化やホルモンの影響も含めて考えることが大切です。 無理に頑張りすぎない工夫を この時期は、まず生活の負担を少し下げることも大切です。 朝に少し光を浴びる 水分をこまめに取る 冷房で体を冷やしすぎない 湯船につかる 寝る前のスマートフォン...

生理前になると気分が落ち込む・イライラする方へ  PMS/PMDDを婦人科とメンタルの両面から考える

  生理前になると、なぜか気分が落ち込みやすくなる。 普段なら気にならない一言に強く傷ついてしまう。 理由もなくイライラしたり、涙もろくなったりする。 こうした変化を「自分の性格の問題」「気合いが足りないだけ」と考えて、一人で抱えてしまう方は少なくありません。 しかし、生理前に繰り返し起こる心身の不調は、PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)として治療や相談の対象になることがあります。 PMSとは、生理前に心や体の不調があらわれ、生理が始まると軽くなっていく状態を指します。 症状は人によってさまざまで、腹痛、頭痛、むくみ、眠気、乳房の張り、だるさなどの体の症状が出る方もいれば、気分の落ち込み、不安、イライラ、集中力の低下、過食、涙もろさなど、メンタル面の症状が強く出る方もいます。 その中でも、特に気分の落ち込みや怒りっぽさ、不安感などが強く、仕事や学校、人間関係に影響が出る場合には、PMDDの可能性も考えます。 大切なのは、生理前の不調を「婦人科の問題だけ」「メンタルの問題だけ」と分けすぎないことです。 月経周期に伴うホルモン変動が、睡眠、ストレス、職場や家庭での負担、人間関係の緊張などと重なり、症状としてあらわれることがあります。 そのため、婦人科的な視点と、心療内科・精神科的な視点の両方から状態を見ていくことが重要です。 治療には、生活リズムの調整、睡眠や食事の見直し、運動、漢方薬、低用量ピル、抗不安薬の頓服、SSRIと呼ばれる抗うつ薬など、さまざまな選択肢があります。 どの治療が合うかは、症状の強さ、月経周期との関係、妊娠希望の有無、仕事や生活への影響などによって変わります。 「毎月、生理前になるとつらくなる」 「仕事や学校に行くのが苦しくなる」 「人に強く当たってしまい、あとから後悔する」 「涙が止まらなくなる」 「自分でも感情をコントロールしにくい」 このような状態が続く場合、我慢だけで乗り切ろうとしなくて大丈夫です。 四ツ谷レディスクリニックメンタルプラスでは、婦人科とメンタルの両面から、生理前の不調についてご相談いただけます。 生理前の心身の変化でお困りの方は、一度ご相談ください。 四ツ谷レディスクリニックメンタルプラス 院長 小林遼太郎

ラングスジャパンという、もう一人のきょうだいとともに

 私が生まれるのとほぼ同じ時期に、母は株式会社ラングスジャパンを立ち上げました。 小さな一室でブーメランを輸入し、何の伝手もない中、母がブーメランを片手に東急ハンズへ営業に行く。 そんなところから始まった会社です。 幼い頃の私にとって、家の一室が会社であることは当たり前でした。 家にはいつも従業員の方々がいて、仕事の話があり、商品があり、段ボールがありました。 小学生の頃には、出荷が間に合わない時にビニール詰めや段ボール詰めを手伝うこともよくありました。 勉強しなさいと強く言われた記憶はあまりありませんが、社会や仕事がすぐ隣にある環境で育ったことは、今振り返ると何より大きな学びだったように思います。 やがて会社は少しずつ成長し、ヒット商品が出るようになりました。 学校で友人たちがラングスジャパンの商品で遊んでいる姿を見た時は、不思議な誇らしさがありました。 私にとってラングスジャパンは、単なる家業というよりも、自分と一緒に育ってきた、もう一人のきょうだいのような存在です。 一方で、大学時代には、お小遣いや仕送りがなかったため、アルバイトをしながら生活費をまかない、教習所にも通っていました。 限られた時間とお金の中で予定を組み、自分で働いたお金で生活を成り立たせていくことは、簡単なことではありませんでした。 仕事には体力も必要で、時間のやりくりも必要で、人間関係の難しさもあります。 決して特別な経験として語りたいわけではありませんが、自分で働く中で、社会の中で生きていくことの大変さや、働くことの重みを少しずつ実感していったように思います。 家族が仕事に向き合う姿、従業員の方々が一つの商品を届けるために動いている姿、そして自分自身がアルバイトを通して社会の中で働いた経験。 そうした日々を通して、自然と「人は何に悩み、何を支えにして、どのように日々を過ごしているのか」を考えるようになりました。 その後、私は医師となり、精神科の道に進みました。 精神科医として患者さんと向き合う中で感じるのは、人の悩みは病気だけでできているわけではない、ということです。 仕事、家庭、人間関係、育ってきた環境、将来への不安。 そうしたものが複雑に重なり合い、心や体の症状として表れることがあります。 「眠れない」 「気分が落ち込む」 「不安が強...

GW明けに感じやすい心の不調と、その対処法について

 こんにちは。 四ツ谷レディスクリニックメンタルプラスの院長 小林遼太郎です。 ゴールデンウィークが明け、日常に戻られた方も多いのではないでしょうか。 今年のGWは、私も家族と過ごす時間が多く、いつもとは少し違うゆったりとした時間を過ごすことができました。 息子と一緒に公園をはしごするように歩き回り、気づけば何カ所も回っていました。 その中で、これまでできなかった段差からのジャンプができるようになっていて、成長を感じる場面もありました。 また、普段は「パパ」と呼んでくるのに、ふいに「お父さん」と呼ばれた瞬間があり、 ほんの小さなことですが、なんとも言えない不思議な気持ちになりました。 こうした何気ない時間は、日々の忙しさの中ではなかなか気づきにくいものですが、 改めて大切な時間だと感じています。 ■ GW明けに体調を崩しやすい理由 連休明けは、心や体に不調を感じやすいタイミングです。 生活リズムの変化 仕事や学校への切り替えによるストレス 休みとのギャップ こうした要因が重なることで、気分の落ち込みや不安感、不眠などが出やすくなります。 ■ よくある症状 この時期、外来でも以下のような相談が増えます。 朝起きるのがつらい 仕事に行こうとすると気分が重くなる なんとなくやる気が出ない 夜なかなか寝つけない これらは決して特別なことではなく、 環境の変化に対する自然な反応でもあります。 ■ 無理をしすぎないことが大切です 連休中のようなゆったりした時間から急に元の生活に戻ると、 どうしても心と体に負担がかかります。 無理に元のペースに戻そうとするのではなく、 できる範囲で生活リズムを整える 少し余裕を持った行動を意識する 完璧を求めすぎない といった調整が大切です。 ■ 最後に 日常の中で感じる小さな出来事や変化は、 思っている以上に心のバランスに影響しています。 少し疲れを感じたときには、そうした時間を思い出しながら、 ご自身のペースを大切にしていただければと思います。 連休明けで不調が続く場合には、無理をせずご相談ください。 四ツ谷レディスクリニックメンタルプラス 院長 小林遼太郎

当院の雰囲気について

  当院の雰囲気について こんにちは。 四ツ谷レディスクリニックメンタルプラスの院長 小林遼太郎です。 今回は、当院の「雰囲気」について少しお話ししたいと思います。 ■ 安心して通っていただくために クリニックを選ぶ際、診療内容だけでなく、 「どんな雰囲気なのか」を気にされる方も多いと思います。 当院では、患者さんに少しでも安心して過ごしていただけるよう、 落ち着いた空間づくりと丁寧な対応を大切にしています。 ■ スタッフの対応と空気感 受付でのご案内や、診療前後のちょっとした声かけなど、 患者さんと接する時間は決して長くはありません。 それでも、その短い時間の中で、 「来てよかった」と感じていただけるような対応を心がけています。 また、忙しい日でもスタッフ同士が自然に声をかけ合い、 一人に負担が偏らないようにフォローし合える環境があります。 必要以上に張りつめた空気になることは少なく、 それぞれが自分のペースを保ちながら落ち着いて働けることが、 結果として患者さんへの丁寧な対応につながっていると感じています。 ■ チームとしての医療 医療は一人で完結するものではなく、 受付・看護師・医師がそれぞれの役割を果たすことで成り立っています。 当院では、困ったときに相談しやすい雰囲気や、 小さなことでも共有しやすい関係性を大切にしています。 日々の診療の中で無理が積み重ならないよう、 自然と支え合えるチームでありたいと考えています。 ■ 最後に これからも、安心して通っていただけるクリニックであるために、 スタッフ一同、丁寧な診療を心がけてまいります。 少しでも当院の雰囲気が伝われば幸いです。 四ツ谷レディスクリニックメンタルプラス 院長 小林遼太郎

美容注射って本当に必要?内服との違いについて

  美容注射って本当に必要?内服との違いについて 美容目的でのビタミン注射や点滴について、患者さんからよく質問をいただきます。 「注射の方が効くんですか?」 「内服とどちらがいいですか?」 どちらもよくある疑問です。 肌はすぐには変わりません まず大前提として、肌は ターンオーバー(生まれ変わり) メラニンの代謝 といった過程を通して、少しずつ変化していきます。 そのため 一時的に何かを入れたからといって、すぐに大きく変わるものではありません。 内服治療の役割 ビタミン剤の内服は メラニンの生成を抑える 抗酸化作用で肌を守る ターンオーバーを整える といった働きがあります。 毎日継続して体内に取り入れることで、 肌の状態を安定させ、徐々に改善していく治療 です。 注射・点滴の役割 一方で、注射や点滴は 一時的に血中濃度を上げる 体感を得やすい といった特徴があります。 ただし 効果は一過性で、根本的な肌質改善という意味では内服が中心になります。 どちらが良いのか 結論としては 日常的なケア → 内服 一時的なコンディション調整 → 注射 という使い分けになります。 大切なのは「続けられる方法」 美容治療で一番大切なのは 無理なく継続できること です。 高額な治療を単発で行うよりも、 日常的に続けられる方法の方が結果につながります。 最後に 美容医療にはさまざまな選択肢がありますが、 それぞれに役割があります。 当院では、まずは無理なく続けられる内服治療を基本とし、 必要に応じて他の方法もご提案しています。 現在、当院では シナール・タチオン・ユベラを組み合わせた 2週間4,000円のお試し内服セット をご用意しています。 美容内服を初めてみたい方も、ぜひお気軽にご相談ください。 四ツ谷レディスクリニックメンタルプラス 院長 小林遼太郎

「考えても仕方ないのに、ずっと考えてしまう」そんな状態はありませんか?

「考えても仕方ないのに、ずっと考えてしまう」そんな状態はありませんか? 夜、ベッドに入ってから 今日の出来事を何度も思い返してしまう まだ起きていない未来の不安を考え続けてしまう 小さなミスが頭から離れない そんな経験はありませんか? 「考えても仕方ない」と分かっているのに、 なぜか頭の中で考え続けてしまう。 実はこれも、よくある心の不調のひとつです。 「心配しすぎ」は性格ではありません こうした状態が続くと 自分は考えすぎる性格だ 気にしすぎているだけ と思ってしまいがちです。 ですが実際には 脳の“不安を感じる仕組み”が過敏になっている状態 であることが多いです。 不安が止まらなくなる仕組み 人は本来 危険を予測して身を守る という機能を持っています。 しかしストレスが続くと 小さなことでも不安を感じる 必要以上に考え続けてしまう 頭の中が休まらない という状態になります。 よくあるサイン 寝る前に考えが止まらない 常に何かを心配している 「もし〜だったら」と考え続ける リラックスできない こうした状態が続いている場合、 心が休めていないサインかもしれません。 放置するとどうなるか この状態が続くと 不眠 疲労感 集中力低下 といった形で、日常生活に影響が出てきます。 改善のためにできること まず大切なのは 「考えすぎを無理に止めようとしないこと」 です。 無理に止めようとすると、逆に考えが強くなることがあります。 そのうえで 考える時間をあえて決める 体を動かす時間を作る 睡眠リズムを整える といった方法が有効です。 治療という選択肢 症状が続く場合は ストレスの整理 認知のクセの調整 薬物療法(必要に応じて) を行うことで改善が期待できます。 抗うつ薬は 不安の感じやすさを下げる 働きがあり、日常を楽にするサポートになります。 最後に 考えすぎてしまう状態は、 「性格」ではなく「状態」です。 適切に整えることで、頭の中の静けさを取り戻すことができます。 ひとりで抱え込まず、気軽にご相談ください。 四ツ谷レディスクリニックメンタルプラス 院長 小林遼太郎